冷える、寒い、凍える。
俺がそう叫んだら抱きしめてくれる人がいるんだ。それでいいと思っていた。誰かはわからなくていい。誰にも分らないように始めた。恋は二度としないだろうと思ったのは18歳の時だった。なんだかわかんないけど、もう飽きたって思ったんだ。優しい気持ちを取り戻すために商売をはじめた。痛い目にあいすぎて、俺、前世でなんかやったかなって思ったくらい。
何もやっていなくてこの世界に生まれてくるわけないんだけどね。
知ってる?この世界に生きる意味。
肉体は鎖で、この地球という監獄につながれている。だから俺たちはみんな罪人なんだってさ。俺も含めてみんな罪人なのに、その中で正義だとかなんやかんや言い合ってるんだから天国にいるじいちゃんとばあちゃんは笑ってんだろうなって空を見上げるよ。
誰にも言えない思いを抱えていたときにじいちゃんとばあちゃんが死んじゃったんだ。相談したい矢先だった。じいちゃんもばあちゃんもいい人だった。少なくとも人生で出会った誰よりもいい人だった。
友達よりも兄弟よりも親よりも。怖い人だったけど。
俺は今日も監獄で罪人の自覚をもって生きている。だから傷つけられることも仕方ないと思ってる。そう思えないやつが人生において落伍者って呼ばれていくんだろうな。
俺の感情は高ぶっている。だからこんな狂犬じみたことを書いてる。
まだまだ、青い自覚はあるよ。そうやって冷めた面してないと俺は今日も夜を超えられない。そんな思いがある。
俺は人間だから。
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